山脇りこさん:
9月、外に出れば食材や店先の花に秋の気配を感じますが、まだまだ暑い日々です。夏の疲れも出る頃なので、火を使わず、電子レンジ1回でかんたんにできて、ごちそう感もあるおかずをご紹介します。
ナチュレSの透明さを活かして、涼しげなきれいな色に仕上げましょう。
ところで、あんかけ風にトロリとしている秘密は、片栗粉ではなく、オクラです。オクラのねばねばの正体は数種の食物繊維だそう。整腸作用も期待できますね。
豚ひき肉でも同様に作れます。また、カニ風のかまぼこをほぐしたものでもOK。ひき肉のあんは、焼いた厚揚げや油揚げ、なす、そうめんやごはんにかけてもおいしいです。冷凍で1か月保存可能なので少し多めに作っておくと便利です。
豆腐 1丁(絹、木綿お好みで)
鶏ひき肉 150g
ミニトマト 4個
おくら 4本
きゅうり 1/2本
*ナチュレS 大さじ1
*酒 大さじ2
*酢 大さじ1
*塩 大さじ1/2
【1】
ひき肉と*を耐熱ボウルに入れて、よく混ぜる。ゆるめの肉だねになる。ボウルの内側に広げるようにする。
【2】
オクラはこすり合わせるようにして洗って、ヘタを取り、小口に切る。きゅうり、トマトは1センチ角に切る。1の真ん中に入れる。ふわっとラップをかける。
【3】
豆腐は耐熱容器に入れて水をひたひたまで注ぐ。ふわっとラップをかける。2と共に600wの電子レンジで4分30秒加熱する。
【4】
ひき肉のほうは熱いうちに、肉をほぐすように全体をまぜる(肉に火が入っていない場合は、+30秒加熱する)。再びラップをして、そのまま冷ます。
【5】
豆腐の水けを切り、器に盛り、4をかける。
※絹ごし豆腐の場合
・エネルギー:127kcal (砂糖使用時よりも、24kcalオフ)
・たんぱく質:11.0g
・脂質:7.1g
・炭水化物
―糖質:4.7g (砂糖使用時よりも、5gオフ)
―食物繊維:2.6g (ナチュレSを使用することで、1.2gプラス)
・塩分:2.4g
旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている。
朝日新聞での連載や、「あさイチ」などのテレビ、ラジオ、WEB、雑誌でも活躍中。
『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』『明日から、料理上手』『いとしの自家製』など、著書多数。
台湾愛が高じて台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』を上梓、『台湾オニギリ』や『台湾スープ』の著書もある。
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。