山脇りこさん:
ふわっととろけそうな食感のババロア。
コーヒーの苦みで、大人っぽい味わいに。あえて缶詰のチェリーを飾って懐かしい感じに仕上げてみました。
冷たいデザートはお砂糖をしっかり入れて作らないと、甘さがぼやけがちです。ナチュレSを使うことで、ちゃんと甘いけど糖質は控えめに。
生クリームとコーヒーが分離して2層にならないように、冷水にあてて少しとろりとするまで混ぜてから、型にいれましょう。
絞ったのは、ギリシャヨーグルト(固めの水を切ったヨーグルト)です。
これなら、もう1つ食べても、大丈夫かも?
エスプレッソコーヒー(無糖) 200ml
※インスタントコーヒー大さじ2に湯200mlでもOK
ナチュレS 大さじ1 1/2
卵 3個
生クリーム 100ml
粉ゼラチン 5g
水 大さじ1
飾り:チェリー、ギリシャヨーグルト、お好みで。
【1】
ゼラチンに水をふりかけてふやかす。
【2】
コーヒーを電子レンジで1分加熱して(70~80度くらいになる、ぎりぎり飲める温度)、ナチュレSを加えて混ぜる。[1]を入れてさらに混ぜる。人肌まで冷ます。
【3】
ボウルに卵を割り入れ、箸で表面の膜をやぶるようにちょんとつついて、カラザ(白いひものようなもの)と膜をとり、溶く。[2]を入れて混ぜる。
【4】
生クリームをボウルに入れて、7分くらいまで泡立てる(少ないので、泡だて器&手で大丈夫です)。
【5】
[3]をざるで濾しながら、[4]に入れてさっくりと合わせる。
【6】
[5]のボウルを氷水にあてて、もったりするまで混ぜながら冷やす。泡だて器のあとがうっすらつくくらいとろんとした状態まで冷やす。
【7】
型に薄く植物油をぬる。[6]を入れて、冷蔵庫で5時間ほど冷やし固める。
【8】
型から出して器に盛り、チェリーやヨーグルトを飾る。
※生クリームを泡立てるボウルは、完全に乾いたものを使ってください。
※トッピングは、水きりがしてあるギリシャヨーグルトを口金に入れて絞りました。普通のヨーグルトの場合は、重石をかけて水気を切ってから使うと同じようになります。
・エネルギー:179kcal (砂糖使用時よりも、35kcalオフ)
・たんぱく質:7.2g
・脂質:15.4g
・炭水化物
ー糖質:5.5g (砂糖使用時よりも、7.6gオフ)
ー食物繊維:1.9g (ナチュレSを使用することで、1.9gプラス)
・食塩相当量:0.2g
※飾りのチェリーとギリシャヨーグルト分は含みません。
旬の食材を大切に、忙しい人にも作りやすく、モダンなエッセンスも加えた家庭料理を伝えている。朝日新聞での連載や、「あさイチ」などのテレビ、ラジオ、WEB、雑誌でも活躍中。『毎日食べたいかんたん3×3レシピ』『明日から、料理上手』『いとしの自家製』など、著書多数。
台湾愛が高じて台湾のガイド本『食べて、笑って、歩いて好きになる大人のごほうび台湾』を上梓、『台湾オニギリ』や『台湾スープ』の著書もある。
代官山で料理教室「リコズキッチン」を主宰。